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【富士山が噴火したらどうする?】避難対象ってどこ?事前に準備したい9つのコト

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こんにちは、おかなもちです。

2022年3月30日、もしも富士山が噴火した場合の避難計画について、中間報告の公表がありましたね。

 

富士山避難計画の避難方法は周辺市街地で重体により逃げ遅れが生じる恐れがあることから「原則徒歩」での移動を推奨し高齢者や障害者らが優先的に車を使用するという考えが示されました。

 

・・・徒歩?

溶岩から徒歩で逃げ切れるの!?

 

そんな風に思われる方も多いのではないでしょうか。

実際ツイッター上でも徒歩での移動に異論を感じている人は多いようですね。

 

 

では、実際に噴火が起こった場合の移動時間溶岩から問題なく逃れられるのかを検証していきましょう!

また実際に噴火した場合にどう対応すべきか、そして事前に何を準備しておくべき必要があるのかをまとめてみました。

 

 

富士山ってほんとに噴火するの?

富士山といえば、高さ3776mと日本一を誇るまさに日本を象徴する山ですよね。

そんな富士山ですが、実は「いつ噴火してもおかしくない活火山」と言われています。

今回の中間報告に限らず、これまでも多くの専門家が「富士山の噴火リスクはなくなったわけではない、いつ噴火してもおかしくない状況だ」と各メディアを通じて警報を鳴らしてきていたようです。

 

今まで地震対策ばかりであまり気に留めていなかった・・・

 

そんな方も今回をきっかけにしっかり対策していきたいですね。。

 

富士山の過去の噴火歴

いったい富士山はいつ噴火したのか?

実は富士山が依然噴火したのはかなり昔の事。

1707年12月16日、今からもう300年も前のようです。

そしてさらに興味深いのが、この富士山が噴火したのは同年の約1か月前に起こった「宝永地震(推定M8.6)」です。

そしてこの「宝永地震」は、なんと長年関東エリアで起こると言われている「南海トラフ」の原因となった地震とのこと・・・。

もし「南海トラフ」が実際に起こった場合、富士山噴火もあり得なくはない話となってきますよね。

富士山が噴火した場合の避難対象区域

今回の避難計画中間報告では、以下区域が避難地域としては以下エリアが対象となっていました。

 

・富士河口湖町

・鳴沢村

・富士吉田市

・山中湖村

・小山町

・御殿場市

・裾野市

・富士市

・富士急士

※ハザードマップ詳細はこちら。(静岡県富士山ハザードマップ公式HP)

 

富士山を囲う約9市町村が対象となっていますね。(グーグルマップ上は、かなり他の山にも囲われていて避難しづらそうな印象ですが・・・)

 

これ以外にも、隣接する市町村は一部被害が生じる可能性ありとしてマップには出ておりますので、近隣のエリアにお住まいの方は自分の居住地がどのくらい危険性があるのかの確認はとっておくようにしましょう!

 

避難対象区域から脱出するために必要な時間

実際に避難対象区域から対象外エリアへ脱出するためにはどのくらいの時間を必要とするのか、「車」「徒歩」2つの手段で確認してみました。

 

例えば、富士河口湖町に住まわれている方が安全なエリアまで避難しようと思うと、大体甲府のあたりまでの移動が必要かと思われます。

 

富士河口湖町⇔甲府までの移動距離は車で約50分必要です。

 

そして、徒歩ではどのくらいの時間を要するのか?

 

 

こちらはなんと約6時間半かかりそうです。

他エリアの方でも、かなり富士山の麓に近いエリアからは徒歩での移動はかなり時間を要しそうですね。

 

溶岩から逃れるために「徒歩」での移動って本当?

今回の計画報告では「徒歩移動」というワードが特に目立っている気もしますが、中間報告では避難対象の詳細について以下のように公表しているようです。

6段階の避難対象エリアを設ける。想定火口範囲の「第1次」にいる人、すぐに逃れるのが難しい火砕流や大きな噴石などが届く「第2次」にいる人、溶岩流が3時間以内に到達する「第3次」の高齢者や障害者らは、噴火警戒レベルに応じて事前に避難先へ移動する。 

出典:Yahoo!ニュース

 

噴火後3時間以内に溶岩が到達する区域とは、以下エリアがあげられます。

・富士吉田市

・鳴沢村

・富士宮市

・御殿場市

・富士市北部

・富士河口湖町西北部

・小山町西部

先ほど紹介した9市町村のうち、約7市町村が対象となりますね。

ほぼほぼの区域が警戒レベルに応じて「事前に避難区域に移動」となるようでした。

 

溶岩ってどんな速度で流れてくるの!?

また、溶岩からきちんと逃げ切れるのか!?

そんな風に不安を感じられる方も多いのではないでしょうか。

 

溶岩流の硫化速度は急斜面で流れていることを想定した場合でも最大で10m/s程度であるようです。

10m/sとは、人の歩く速度もしくはそれ以下のようでした。

ようがんりゅう【溶岩流 lava flow】

粘性率は102~107ポアズであるが,冷却するにつれ急激に増加し1010~1011ポアズで事実上固化する。 流下速度は急斜面を流れる玄武岩質溶岩流の場合で最高10m/s以上に達するが,通常は人の歩く速さか,それ以下の場合が多い。

出典:コトバンク

 

急斜面を流れている段階で人の歩行スピードと同等もしくはそれ以下なのであれば、平地に降りてきた場合はスピード的には問題なく非難ができそうですね。

 

富士山噴火による火山現象は?何が起こるの!?

富士山噴火に限らず、火山噴火時には以下のような現象があります。

・大きな噴石

・火砕流

・溶岩流

・小さな噴石

・火山灰

・火山ガスetc...

 

溶岩から逃れたとしても、他の要因で被害に遭ってしまう可能性も否めませんね。

では、実際に噴火した際は何を準備しておく必要があるのでしょうか?

 

富士山が噴火した時のために準備しておくべき9コの事

火山噴火に備えておくべき内容として、以下の項目があげられています。

①ヘルメット

②タオル

③ゴーグル

④手袋

⑤雨具

⑥靴か長靴

⑦マスク

⑧懐中電灯

⑨食料や飲料約3日分

上記内容を防災用リュックとして準備し、いつでも避難できる体制を整えておきましょう!

出典:いずれも県富士山科学研究所まとめより

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

もし富士山が噴火してしまったら?

と、最悪の事態のために事前に準備しておくことはとても大切です。

富士山噴火時の避難計画についてはまだ中間報告の段階ですが、思い立ったときに準備しておくことで少なからず安心できるかと思います。

ぜひ今週末は防災リュックの準備をしてみてくださいね。